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 いのちの交響-空海の地で出会う日-
         
​2015年 高野山金剛峰寺別殿
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 高野山を空海が開創して1200年を記念した芸術祭です。私達は金剛峰寺別殿と開創1200年ギャラリーの2か所で写真、ライトボックス、塩を使ったインスタレーションをおこないました。

 前者では高野山の光と影をテーマにして撮影した写真をライトボックスにして別殿の座敷に展示しました。これは高野山の空間に溢れる宗教性を切り取って表現したものです。 後者では壁に高野山の森を中心とした情景をモノクロで布に印画した写真と、床には塩を使って大海をイメージした模様を描き、その真ん中に船の形を切り抜きました。日本では深い森は自然の神秘性を人間が体感する交感の場で、そこから宗教が生まれたとも言えます。床の船は中国からの文化を運んできたものとして、あるいは密教文化を携え、高野山にその聖地を開いた空海が大海を渡った苦難の歴史を示すものです。 いずれも高野山という場所とそれが持つ宗教性をテーマとしてアートで表現しました。 

 

 

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