top of page
​  越後妻有トリエエナーレ
         
​2006年 イメージスケッチ

  2003年は住民の方に、信濃川の川床にたくさんある玉石に自分にとって大切な人の名前を書いていただき、それを楕円状に積み上げた作品を作りました。この場所を人に対する想い、記憶をとどめる<記憶と再生の場>とし、豊かな自然の中のこの場所で瞑想するとして、四つの椅子を設置しました。中央の石からは書かれた名前を洗い清めるように水が流れ出しています。

 2006年は離れた土地の記憶をテーマとしました。ここ以外の土地で自分の想いのこもった土地の名前を玉石に書いてもらい、その想いを届ける手段として舟を設置してそれに積み込みました。この舟は昔、信濃川にたくさん見られた木造船です。舟は古来より想いを異界に運ぶ手段として神話や物語に登場しますが、この山地に忽然と現われた舟に、昔の記憶や遠く離れた土地への想いを募らせていただければ良いと考えます。

​ 作品は計画案を凱彦が作りましたが、仕事は廣子が受注したため表に出られず、現場での製作は廣子が担当しました。

​2003年
​2006年
​2006年
  • facebook
  • Twitter Round
  • googleplus
  • flickr
bottom of page